こちらに呼びかける声なき声が聞こえ(e ka*hea mai ana)、天にも通じるように思われる(wehe i ka lani)神秘的な場所に出合った感動が、ギュッと凝縮されているように思われる『Pa*lehua』*。その場所が思い起こさせてくれる(ha*'upu ia'u)ことがらが具体的に語られることはありませんが、日常のなかで忘れられがちな大切なことへの思いが、にわかにむくむくと立ち上がってくる……そんな感じが、シンプルな歌詞とメロディによってストレートに伝わってくる曲です。Pa*lehuaに導かれ、この手が天にも届きそうなくらいに解き放たれた私のこの思い……そして、まるでその思いを届けてくれたPa*lehuaに、確かにメッセージを受け取ったことを伝えるかのように、「'auhea wale ana 'oe」**と呼びかけてもいます。 歌の後半部分では、いわば体全体で感じたPa*lehuaを描写するように、風の気配やそれが連れてくる森の香りが歌われます。
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