Musical performance and hula for "Pili o ke Ao" at Kupaoa's virtual CD release party for their album, "Pili o ke Ao". The party was hosted at the Honolulu Club on Friday, December 12th, 2008.
A hiki au i Lele'anae 'Ike i ka nani o Holokea*hole Aia 'o ka nei ma mua pono 'O ia wai i ke oho o ka 'iwa'iwa
ここに歌われているLele'anae(文字通りの意味は「anaeのジャンプ」)は、追いつめられて逃げ場を失った'Oahu軍の兵士が、Nu'uanu Paliの崖から飛び降りる様子を、飛び跳ねる魚にたとえたもののようです*。多くの血が流された悲劇はともかくとしても、この地名に感じる一寸先もない瀬戸際感は、その場所が、どこかもうひとつの世界につながっている境目を感じさせることにも由来するのではないかと思ったりします。 また、「Eia ka*ua~」(here we are~)と二人して世界を眺めていた1番とは異なり、「hiki au i~」(私は~に到着する)と歌われる2番の歌詞には、どこかひとりで世界と向き合っているような印象があります。もしかすると、実際にその場に身を置いているというよりも、そこに広がっているであろう風景をこころのなかで思い描いているのかもしれません。その一方で、「Aia 'o ka nei ma mua pono」の部分には、目覚めはじめた世界と向き合い(ma mua pono)、そこかしこから聞こえるざわめき(ka nei)、あるいは大地の鼓動を全身で感じ取っている雰囲気もあります。というか、日々、朝を迎えるたびに思い起こされる、そんなNu'uanuの記憶があるのかもしれません。
A ho*'ea ka*ua i ka pili o ke ao Ho'olale ke aloha i ka pili 'ao'ao
こんなふうに、日々、あらたに気持ちを更新していくことができたら、変わりばえのしない毎日を、楽しく生き生きと過ごすことができるかもしれませんね。というか、一日のはじまりをホントウの意味での「はじまり」と感じ取れるひとにだけ、今日という日はやってくるのかもしれませんが……というわけで、世界が眠りと目覚めを繰り返す、その際のところ(pili o ke ao)**にある一瞬のこころのふるえを、全身全霊で感じ取ることが大切なのだとあらためて思った、そんな『Pili O Ke Ao』なのでした。
Lyrics by Ho’ouluma*hiehie(ed. Puakea Nogelmeier) Music by Puakea Nogelmeier
*:「Holokea*hole」については手がかりが見つからなかったのですが、文字通りの意味は「a*hole(の魚)が走る(道)」であると思われるところから、Lele'anaeに通じる道ではないかと想像しています。 **:「i ka pili o ke ao」の意味は、「ke ao」(夜明け)に「(ka)pili」(接する〈ところ〉)で。ちなみに、「'ao'ao」は「side by side」(そばに、そばで)
コメント
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2013/11/21 編集
隙間のりりー
もちろん、大歓迎です。ぜひお越しくださいね。
読みたいなぁと思いながら、なんとなく後回しになっていた曲です。
楽しみにしています。
2013/11/22 URL 編集