He lei 'a*'i* 'oe na ke ku*puna A he milimili 'oe na ka ma*kua Pu*lama 'ia 'oe me ke aloha Hi'ipoi 'ia 'oe ma ku'u poli
ときを超えてありありとよみがえってくる大切な記憶の断片が、ひとつ、またひとつと語られるたびに、まるで美しいleiのように連なっていく……そんな、特別なメッセージがしたためられた手紙のようにも思われる『Kawohiku*kapulani』。「おじいちゃん、おばあちゃんの首にleiのようにしがみついている」(he lei 'a'i* na ke ku*puna)、「私の胸で無心におっぱいを吸っている」(hi'ipoi 'ia 'oe ma ku'u poli)といった描写から、幼かったころのわが子のことを思い起こしているであろうことが想像されます。そんな、Helen Desha Beamer(1881-1952)によるこの楽曲は、彼女とPete Beamerの間に生まれた末娘、Helen Elizabeth Kawohiku*kapulaniの結婚を祝して作られたものなんだとか。家族の愛情に包まれて、大切に育てられた娘さんだったわけですね。
Ha'ina 'ia mai ana ka puana Ku'u lei nani 'oe poina 'ole Hea aku ma*kou e o* mai 'oe 'O Kawohiku*kapulani he inoa
「禁じられた聖なる場所にとどまる女性」(Ka-wohi-ku*-kapu-lani)……このハワイアンネームは、女性としての喜びの日を迎えるためにこそ選ばれた、そんな名前だったのではないかと思ったりします。おそらく、その名を口にすることが、バラ色の幸せを呼び寄せる願いそのものでもあったような……だから、私たち(家族)は、あなたを「Kawohiku*kapulani」と呼んできた(hea aku ma*kou)。そう、これまでも、そしてこれからもずっと……。
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