Eia hoi au e ku'u ipo I ka uka 'iu'iu I ka ua mā'e'ele o Līlīnoe I ke anu o Mauna Kea
(Hui) Uwē au i ka 'eha a ke aloha e ku'u ipo Uwē au i ka 'eha a ke aloha
ゆったりとおだやかに連なるメロディとともに、ハワイの大自然のパノラマが目に浮かぶように思われる、『Ka 'Eha Ke Aloha』。ですが、その美しい景色に重ね合わされている心象風景は、ハワイといえばまずは連想される温かさからはほど遠く、雪におおわれたMauna Keaさながらに、凍てつく風が吹きすさぶ雪野原のようです。「i ka 'eha a ke aloha」(愛するがゆえの痛みのために)、「uwē au」(私は涙する)と繰り返されるところから、行き場のない悲しみに打ちひしがれる、孤独なだれかの存在が感じられますが、いったいどんな物語がそこにあるんでしょうか……抑揚の少ないシンプルなメロディラインが、より一層、そのだれかの思いの深さを際立たせている、そんな印象もあります。 そして、Mauna Keaといえば、雪の女神Poli'ahuの物語を生んだ場所……そう、この歌のベースには、Poli'ahuとひととき愛を誓いあった'Aiwohikupuaとの、成就することのなかった恋物語があるようなんですね。
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