Ke 'Ala Ka'u I Honi



1)Ke ʻala kaʻu i honi
 Pōhai nā mokupuni
 Hiki pū me ke aloha
 I laila koʻu mahalo

私が出会ったその香りの、
まるで島々を包むような存在感。
(その香りに)アロハを感じた(瞬間に)、
すてきだなぁって思いがわきあがってきたのです。

 ハワイの島々(nā mokupuni)をくまなく包む、あるすばらしい香りのことを、すべて語らんとするかのようにことばが重ねられていく『Ke 'Ala Ka'u I Honi』。香りの描写が続くこの前半部分は、まるで歌自体があまい香りそのものでもあるかのような雰囲気があって、香りを表現するハワイ語が華やかなメロディにからみつくような、しっとりと艶やかな雰囲気もあります。そんなふうに、香りについてはとことん饒舌に語られる一方で、香りにたとえられているであろう対象を暗示することばが少ないことも、このmeleの特徴ではないかと思ったりします。というか、なんの前置きもなく「私はその香りをずっと呼吸してきた」(Ke 'ala ka'u i honi)で語りはじめられるあたり、なんとなく唐突な印象があるような……。

『Ke 'Ala Ka'u I Honi』(by Keala Carter, Music by Tom Carter Jr.)について、zoomオンライン講座で解説しています。アーカイブ(録画)による受講のご案内は、こちらをご覧ください。
http://sukimano.com/blog-entry-650.html

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

隙間のりりー

フラダンサー&ミュージシャンを応援するハワイ語講師。
メレの世界を深く知るためのハワイ語を、わかりやすく解説します。