Ahi wela mai nei loko, he ʻiʻini nui lae No ka liko pua nani i Waiʻialae lae
かざりけのないシンプルなメロディラインが、誠実さゆえに不器用にふるまってしまう誰かの、うつろなとわず語りを思わせる『ʻAla Pīkake』。そんな素朴な印象とはうらはらに、この誰かの胸のうちには、むくむくとふくれ上がる欲望が、熱く、激しく燃え上がっているようです(ahi wela mai nei loko)。そう、pīkake(ジャスミン)の花のあまい香りに、ふといつだったかの愛の記憶をよみがえらせながら……。そして、そんな思いをかきたててやまない愛しいひとのことを、Wai'alaeに咲く美しい花のつぼみにたとえているわけですが……夕暮れの特別なときをともにする「hoapili」(親しい間柄にある相手)とも歌われているところから、その花のようなひととこの誰かとの関係が、まずは気になるところ……。
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