From his debut solo CD, Kaunaloa. Kuana Torres Kahele Band perform Lana'ikaula live from Chiba, Japan. Co-written with his friend Kellen Paik, the song speaks to the beauty of the island of Lana'i.
He nani ka 'ikena ia* Lana'ikaula Ma o na* maka o na* kupa 'a*ina
開口一番、まずは「その美しさ(に圧倒される)」(he nani ka 'ikena)と歌われ、Lana'i島の風景を目にしたときの感動が、ひとつ、またひとつと語られていく『La*na'ikaula』。「La*na'i」は島の名前ですが、そのあとに続く「kaula」は、弧を描くような地形をあらわすことば。写真や地形図から想像するしかないLa*na'iですが、ゆったりとカーブしながら海にも空にも広がる風景を思い浮かべつつ、「見わたすと」と訳してみました。それにしても、やや唐突な印象を受ける「地元のひとの目には」(ma o na* maka o na* kupa 'a*ina)というフレーズ、いったいどういう含みがあるんだろう?と気になっていたところ、CDアルバムのブックレットに、次のようなエピソードが記されていました。「2009年、尊敬すべき地元のひとや、歴史研究家であるKepa* MalyとともにしたLa*na'iの旅には、特別な経験になるだろうなという予感がありました。(作詞担当の)Kellenと(作曲担当の)僕は、La*na'iじゅうを見て回ったのですが、きっと島のことを歌にするためのインスピレーションが得られるだろうなと……」(by Kuana Torres Kahele)。なるほど、この歌には、いわば旅日記的な内容が盛り込まれているわけですね。しかも、観光客としてではなく、「土地に暮らすひとびとの」(o na* kupa 'a*ina)目に映るLa*na'i島に出合えるかもしれないと、期待に胸ふくらませてめぐった旅の記憶が……。
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