Ho'ohihi ka mana'o, lā i laila Nā pua lei ʻilima, e kaulana nei
おだやかに淡々と連なるメロディの繰り返しが、まるで寄せては返す波のようにこころに響く『Nā Pua Lei 'Ilima』。ʻIlimaのレイを形作る花々のすばらしさが、少しずつことばを変えながら語られていくあたりは、波に洗われるたびにひとしれず形を変えていく、静かな波打ち際の一瞬、一瞬のきらめきのようでもあります。そうしてことば少なに表出される'ilimaの花への思いは、遠い日の記憶の断片だったりするのでしょうか。あるいは、「Kakuhihewaが愛した」とされることからすると、単に個人的な思い出が語られているのではないのかもしれません。いずれにせよ、起伏の少ないメロディに、なにか途方もなく大きな思いが包み込まれているような、そんな果てしなさを感じさせるところが、このmeleにはあるような気がします……。
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