Aia lā ho'i 'oe i ke anu o ka ua Mā'e'ele ka 'ili He pua palupalu Ku'u makakēhau hiluhilu
朝の空気のようにすがすがしいメロディにのせて、大切なひとへの思いが切々と歌われる『Ka Pua 'Ano Lani』。ある日めざめて窓を開けたら、不意に目にとまった可憐な花が、いとおしいあなたに見えてきて……みたいな情景をつい思い浮かべてしまうのですが、そんなイマジネーションをかきたてるところが、このmeleにはあるように思います。そう、ことばを尽くして語られる花の描写が、妙にリアルなんですね。たとえば、「aia lā ho'i 'oe」のところは、その視線の先に、しっとりとぬれながら(i ke anu o ka ua)かすかにふるえる花びら(ma*'e'ele ka 'ili)の気配が感じられるように思えたりとか……。
He pua pūlamahia E ke ahe peawini Kapalili i ka 'olu He 'ihi lani pō'iu'iu ho'i kau
すがすがしい風のそよぎによって(e ke ahe peawini)やさしくなでられている花が(he pua pūlamahia)、気持ちよさそうにゆれている(kapalili i ka 'olu)……なんというか、花をみつめるまなざしがやさしさにあふれていて、いくらでもことばがわき上がってくる、そんな雰囲気があります。それにしても、この満ち足りた感じはなんなんだろう?!って感じなのですが、思い起こすだけでやさしい気持ちになれる、そんなひとなのかもしれませんね。天からの授かりもの(he 'ihi lani)かと思われるほどすばらしく輝きに満ちたそのひとは、きっと大きな愛でもってなにもかも包んでくれる、そんな特別な存在に違いありません……。
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