Ka Pua ʻAno Lani



KUANA TORRES KAHELE



 (まるで)あなたがいまここに、ひんやりする雨に包まれている(ように感じる)。
 (その)肌を(喜びに)ふるわせながら。
 そんなしなやかな花(のようなあなた)こそ、
 気高く美しい、私がもとめてやまない存在なのです。

 Aia lā ho'i 'oe i ke anu o ka ua
 Mā'e'ele ka 'ili
 He pua palupalu
 Ku'u makakēhau hiluhilu

 朝の空気のようにすがすがしいメロディにのせて、大切なひとへの思いが切々と歌われる『Ka Pua 'Ano Lani』。ある日めざめて窓を開けたら、不意に目にとまった可憐な花が、いとおしいあなたに見えてきて……みたいな情景をつい思い浮かべてしまうのですが、そんなイマジネーションをかきたてるところが、このmeleにはあるように思います。そう、ことばを尽くして語られる花の描写が、妙にリアルなんですね。たとえば、「aia lā ho'i 'oe」のところは、その視線の先に、しっとりとぬれながら(i ke anu o ka ua)かすかにふるえる花びら(ma*'e'ele ka 'ili)の気配が感じられるように思えたりとか……。

 すがすがしい風にそっとなびく花(のようなひと)。
 気持ちよさそうにゆれている(その姿は)、
 まさに天に届かんばかりの神聖さに満ちてもいて……。

 He pua pūlamahia
 E ke ahe peawini
 Kapalili i ka 'olu
 He 'ihi lani pō'iu'iu ho'i kau


 すがすがしい風のそよぎによって(e ke ahe peawini)やさしくなでられている花が(he pua pūlamahia)、気持ちよさそうにゆれている(kapalili i ka 'olu)……なんというか、花をみつめるまなざしがやさしさにあふれていて、いくらでもことばがわき上がってくる、そんな雰囲気があります。それにしても、この満ち足りた感じはなんなんだろう?!って感じなのですが、思い起こすだけでやさしい気持ちになれる、そんなひとなのかもしれませんね。天からの授かりもの(he 'ihi lani)かと思われるほどすばらしく輝きに満ちたそのひとは、きっと大きな愛でもってなにもかも包んでくれる、そんな特別な存在に違いありません……。

『Ka Pua 'Ano Lani』(by Kuana Torres Kahele)について、ZOOM講座「メレで学ぶハワイ語」で解説する予定です。講座の受講については、こちらをご覧ください。
http://sukimano.com/blog-entry-647.html
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隙間のりりー

フラダンサー&ミュージシャンを応援するハワイ語講師。
メレの世界を深く知るためのハワイ語を、わかりやすく解説します。