Ka Manu



 お~い、鳥さんよ。
 (きみは)あのこころも凍るウワサ話をひろめた張本人なんだろ。
 
 (でも)そんなウワサなんて、なんとも思ってやしないさ。
 もうあきらめよう……と思い定めたぼくにとっては。

 ʻAuhea wale ʻoe e ka manu
 Ku'ʻu hoa ʻalo leo o ka pō anu

 Mea 'ole ia anu a i ka mana'o
 Ke ko'i'i koi mau a ka pu'uwai

 淡々と物語を語るような飾らないメロディと、シンプルなリズムの刻みが印象的な『Ka Manu』。ハワイ語のmeleの冒頭に歌われることが多い「ʻauhea wale ʻoe」(listen、聞いてください〔という呼びかけのフレーズ〕)は、たいてい愛するひとへ向けられるものだったりしますが、なぜかここでは「e ka manu」と鳥(ka manu)に向けてことばが投げかけられているようです。しかも、こころも凍る「冷たい夜の声」(leo o ka pō anu)、つまり、こころないウワサを触れ回ったのはおまえだろう!と詰め寄っているような感じもありますね。と同時に、そんなことはたいしたことじゃない(mea 'ole)といい放ってもいて、その複雑な胸中がうかがわれるのですが、どうも胸に秘めた(a ka puʻuwai)募る思いがあるようです(ke koʻiʻi koi mau)。そして、具体的なことはわからないながらも、このだれかをいらだたせる状況があることも伝わってくるような……。
 
『Ka Manu』(Traditional)について、zoomオンライン講座で解説しています。アーカイブ(録画)による受講のご案内は、こちらをご覧ください。
http://sukimano.com/blog-entry-650.html
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隙間のりりー

フラダンサー&ミュージシャンを応援するハワイ語講師。
メレの世界を深く知るためのハワイ語を、わかりやすく解説します。