I wili 'ia me ka maile lauli'i Ke 'ala ho'oheno o ka malihini
森の奥深くに住まう「maile」、そして、小さな緑色の実がleiに用いられることが多い「mokihana」。えっ!?それだけ?……と思ってしまいそうですが、この情報量のあまりの少なさにとまどう前に、こうしてことば少なに語られるKaua'iこそがKaua'iなのだ、ととらえるべきなのかもしれません。あるいは、この起伏のなさからなにかを読みとるには、かすかな気配も見逃さない繊細さと、静かに耳をそばだてるこころの穏やかさみたいなものが求められるのかも……そう、注意深く読むと、「maileに飾られ」('ohu'ohu i ka maile)、「mokihanaの香りに包まれて」(i ke 'ala onaona o ka mokihana)に続く箇所では、mokihanaとmaileがleiに編まれる(wili 'ia)とされていて、あるかなしかの展開があったりするんですね。そして、そのleiは、それをはじめて手にするひとなら(ka malihini)、だれもがいいなと思ってしまう、そんな香りを放つと……。このleiは、最後のバースでは「忘れ得ぬ(poina 'ole)」とも描写されていて、だれもがそれぞれに大切な思い出を持ち帰る、そんなKaua'i島であることがうかがえます。
コメント
Katsu 884
私もISRAELの大フアンなんです。
いい曲 紹介してくださって 本当に有難うございます。
ハワイ語の話 今後も頑張って続けてください。神戸から応援
してます
2015/03/12 URL 編集
隙間のりりー
隙間のりりーです。
ISRAELの歌は、ほんとにこころにしみますね。
私も大好きなのですが、ハワイのひとにはわかる、微妙なニュアンスとか、その土地を体験してこその表現があるよなぁ……と思うにつけ、知識で補えないところが手ごわくて、あまり取り上げてこなかったところがあります。
そして、ようやくこの『kaua'i Beauty』については書けそうな気がして、あらためて読んでみたんですね。
そしたら、思いがけえずコメントいただけて……ホントウにうれしいです。
『ハワイ語のはなし』もがんばります。
また、感想とか聞かせてくださいね。
2015/03/12 URL 編集