Onaona wale ka nahele Luheluhea i ka palai 'A'ole na'e e like aku Me ka hanu o ka Lupine
高く、美しく響くメロディが、なぜか幸せな気分をふんわり連れてくるような、そんな雰囲気のある『Beauty』。木々の香りもただよってきそうな「onaona~」、そして、これに続く「ka palai」*の描写に、森じゅうがシダのひらひらした葉っぱでおおわれている感じもあることから、南の島特有のエネルギッシュに生い茂る森の美しさを想像しながら、「Palaiのシダでめいっぱい飾り付けられているよう」と訳してみました**。でも、そんな美しさも、Lupine(verbena)***の花の香りをともなう(me ka hanu o ka Lupine)ようなあなたとは比べものにならない('a'ole na'e e like aku)と歌われます。そう、もう愛するひとの美しさにほれぼれしながら、その誰かのことを聞いてほしくて仕方ない……そんな感じなのかもしれません。
'O Beauty ko'u hoa like Kahi manu kiko pua lehua 'Alo ana i ka nui manu Pulu i ka wai a ka noe
「一羽の鳥が」(kahi manu)「lehuaの花の蜜をすっている」(kiko pua lehua)……この描写は、あとに続く「ミストに包まれぬれている」(pulu i ka wai a ka noe)を考え合わせると、おそらく、愛し合う自分たち二人の関係をあらわしているのではないかと思われます。それにしても、その幸せそうなカップル(鳥と花)を、「たくさんの鳥たちが(ものほしそうに)見守っている」('alo ana i ka nui manu)なんて、これぞ「'o Beauty」(the beauty)と誰もが認める女性とともにいる幸せに、もう天にも昇る気分……といった感じでしょうか。
*:ハワイの島々に広く生息するシダの一種。 **:「Luheluhea」は、なにかがぶら下がっている様子を表すことば。オーナメントのようなもので飾り付けされている感じもありますが、ここでは「palaiの葉で」(i ka palai)とされているので、シダが足下に生えているだけではなく、目の高さやそれ以上のところにも群生している、自然の森のさまを想像してみました。 ***:Lupine(verbena)の花は、レモンを思わせる柑橘系の香りがするようです。
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