ハワイ語のmeleを読む会開催のご案内

次回『ハワイ語のmeleを読む会』のご案内です。

6月26日(金)、たかうち珈琲(新大阪)
http://www.toric-inc.com/takauchi/http://www.toric-inc.com/takauchi/
19時くらいから21時まで。

参加費:コピー代のみ(飲み物などのお店へのオーダーは、各自お願いします)。

参加ご希望の方は、hiroesogo@gmail.comまでご連絡ください(人数把握のため)。

課題曲については、リクエスト募集中です。

よろしくお願いします。


以下、前回を振返っての感想です。
※詳細は後日アップします。

課題曲は『Kawaiokalena』(Keali'i Reichel)。
・ハワイ語は「述部(~する・である)」+「主部(~が・は)」の語順になる。
・名詞の前には定冠詞「ka」「ke」がつく。
・動詞でも定冠詞「ka」「ke」がつくと名詞になる。

そんなざっくりした文法事項を説明したあと読み進めていきましたが、ひとつ、大事なことを言い忘れていました。

・ハワイ語は修飾することばが後ろにつく。

これは基本中のキホンですね。
このあたりを意識して読まないと、微妙なニュアンスをとらえ損ねることもありそうです。

Ka  ua   lei
  (雨) (レイ)

これは、やっぱり「雨のレイ」ではなく、後ろから訳して「レイの雨」、もっとイメージをふくらませるとしたら「レイのように美しい(包んでくれる?、愛のある?)雨」あたりではないかと思います。

また、「ua」は、名詞の前について前出のなにかを指す場合に限って、「その~」という意味をもちます。たとえば、「ua lei nei」*だと、「その(話題になった)レイ」といったニュアンスになります。ですが、この意味では定冠詞「ka」はつかないので、「ka ua lei」の「ua」とは異なります。
*:この意味で用いられる「ua」のあとには、慣用的に「ne」が続くことが多いようです。

別のmeleですが、こんなフレーズも案外落とし穴かなと思います。

Na* pua lei     (『Mele A Ka Pu’uwai』より)
 
 これも、「花のレイ」ではなく「レイを形作る花たち」ではないかと思われます。レイを全体としてみているというよりも、レイを形作るお花ひとつひとつを意識しているような、そんな感じではないかと……。
そういえば、『Na* Pua Lei Ilima』という歌もありますね。こちらもよかったらのぞいてみてください。
http://hiroesogo.blog.fc2.com/blog-entry-209.html

 もう一つ、私の個人的な反省点ですが、知っている単語こそ辞書で確認しなければと思ったのが、次のことば……。

 Koko  'ula

「’ula(赤い)」に引きずられて「koko」を「血」と訳してしまいそうですが、「koko」にはもうひとつ、「虹の色合い」という意味があります。「’ula」の方も、「moku  ‘ula」だと「聖なる島」だったりもしますので、必ずしも赤いわけではないようです。

というわけで、「基本に忠実に!」「辞書は徹底的にひく!」ことを心がけたいとあらためて思った、「ハワイ語のmeleを読む会」でした.。
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隙間のりりー

フラダンサー&ミュージシャンを応援するハワイ語講師。
メレの世界を深く知るためのハワイ語を、わかりやすく解説します。