Hanohano ka lei pi*kake Ke ho'olale mai nei He i'ini nui ko'u Na*u e ho'oko* mai I laila ko'u mana'o E pili aku me 'oe I ka poli pumehana
歌詞に寄り添うメロディの素朴さが印象的で、ある日あのときの気分を、鼻歌的にひょいっと歌ってみたような雰囲気も感じられる『Hanohano Ka Lei Pi*kake』。見た目の美しさだけでなく、そのあまい香りでもって周囲をひきつけてやまないpi*kake(ジャスミン)のleiにたとえられるそのひとは、そうとう魅力的でこころをとらえてはなさない、そんな存在のようです。それにしても、この私が持っている(ko'u)大きな欲望(he i'ini nui)を満たしてくれるのは(e ho'oko* mai)、まさにきみなんだ(na*u)と語られる部分は、もうそのひとのことが気になって仕方なくて、なかば妄想も入ってるんじゃないかと思わせるところもあります。そう、その思い(ko'u mana'o)が連れて行かれてしまった、空想の世界にあるその場所で(i laila )、あなたと結ばれ(e pili aku me 'oe)、その温かい胸にいだかれたい(i ka poli pumehana)と、これから起こるかもしれないなにか(?)への期待に心躍らせている……みたいな、そんな感じでしょうか。
Moani mai kou 'ala A puia o loko 'Upu a'e ku'u li'a E honi mau aku I ka hanu anuhea Po*niu au i ke onaona I ho'ohihi ai ka mana'o
風に運ばれてくる(moani mai)あなたの香りで(kou 'ala)、からだもこころも満たされる(puia o loko)……先のバースの、pi*kakeのleiをながめている感じとは異なり、ここではその存在を、香りでもって全身で受け止めているような雰囲気があります。そう、秘めた欲望が(ku'u li'a)、これからへの期待とともにムクムクと立ち上がってくる('upu a'e)のは、かぐわしい空気を(i ka hanu anuhea)胸一杯吸い込んでいるからなんですね(e honi mau aku)。そう、あきることなくずっと(mau)……。その香りで「めまいがする、クラクラする」(po*niu)くらい頭から離れない(ho'ohihi)なんて、完全にとりこになってしまった……って感じでしょうか。
Puana mai ku'u li'a Ka i'ini nui o loko He i'ini nui ko'u Na*u e ho'oko* mai I laila ko'u mana'o E pili aku me 'oe I ka poli pumehana
「あなたと結ばれて」(e pili aku me 'oe)、「温かい胸に抱かれたい」(i ka poli pumehana)……その熱い願いがかなえられますようにと、昼も夜も、大きく膨らんだ欲望を抱えて(he i'ini nui ko'u)悶々としている、といったところでしょうか。ですが、明るく軽やかなメロディのせいか、つらさよりも、恋に落ちたひとにだけ住まうことが許される、バラ色の世界を追体験させてくれるようなところもある『Hanohano Ka Lei Pi*kake』。そう、なにはなくともハッピーエンド―その予感だけで、ひとは希望を捨てずに生きることができるものなのかもしれません。
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