Kimo Henderson Hula





 (それは)Pi'ihonuaの丘でのこと。
 花咲きほこる庭にいろどられたあの場所、
 そこで私は目にしたのです。
 いまをさかりと咲く花々が香り、美しさあふれるあの光景を……。

 Aia i ka uka o Pi'ihonua
 Ke kīhāpai pua ulumāhiehie
 I laila au lā 'ike i ka nani
 O nā pua 'ala a he nui wale

 あの日あのとき、はじめて訪れたあの場所で、まるで夢見るような思いでながめたあの光景……その忘れ得ぬ美しい思い出が、ひとつ、またひとつと記憶をたどりながら語られているような、そんな雰囲気のある『Kimo Henderson Hula』。「Kimo Hula」としても知られているこの曲は、スコットランド出身でハワイ島Hiloのまちに住んでいたという、James Kimo Henderson(1876-1965)のことを歌ったものだといいます。
 Kimo Hendersonの家があったPi'ihonuaは、海沿いに広がるHiloの市街地から、西の山側に数キロメートルほど登ったところにある高台の土地です。美しく咲きほこる(uluma*hiehie)花園(ke kīhāpai pua)、「その美しさを、私はそこで目にしたのです」(i laila au lā 'ike i ka nani)と歌われるところは、ことばの強さとメロディのもり上がりとが相まって、思わずイマジネーションをかき立てるようなところがあります。いったい、どれほど美しい家だったのか……次のバースに登場する「Moanike'ala」(香る風ふく場所)というネーミングも、そこに広がっていたであろう夢のような空間を連想させます……。
 
『Kimo Henderson Hula』(Helen Desha Beame)については、zoom講座「メレで学ぶハワイ語」で解説しています。講座のアーカイブ(録画)受講についてはこちら。

http://sukimano.com/blog-entry-650.html
 
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隙間のりりー

フラダンサー&ミュージシャンを応援するハワイ語講師。
メレの世界を深く知るためのハワイ語を、わかりやすく解説します。