I ne'e aku au e 'ako I ka pua o ka 'awapuhi I lei no ka malihini Na'u ia a e honihoni
香り高い空気が充満するその空間(ia uka i pui*a i ke 'ala me ke onaona)……ガイドブックをみると、'Akaka Fallsのあたりには、歌詞にある「'awapuhi」(ジンジャー)の花が実際に咲くようです。ですが、目の前の風景をただたどっているというよりも、そこに重ねられている作者の思いが、それこそ、その場所の香りとともにこちらに迫ってくるような、不思議な臨場感がこの香りの描写にはあるように思ったりします。そして、きわめつけは、'awapuhiの花を摘もうと近づいて(i ne'e aku au e 'ako)、それをleiにし、「この私がその花を香って楽しむのです」(na'u ia a e honihoni)と、私(na'u)が強調されるところでしょうか。Leiを身につけることが、愛するひととの抱擁であったり、ときには愛の営みでもあったりするハワイ語の世界の独特の時空間が、静かに、でも力強く歌い上げられていて、その行間からあふれてくる美しさに、ただただ圧倒される思いがします。
あらゆる力をもつ神によって、 私が大切に思うその場所の、この花々が守られますように……。
Na ke Akua mana loa E kia'i maluhia mai I ke*ia mau pua O ku'u 'a*ina aloha
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