Pōhai ke aloha lā i ke kino Kō minoʻaka mai me ka waimaka Kehakeha ka waipuʻilani Hoʻopulu ana i ou papālina
「愛が(あなたの)存在をとりまいている」(pōhai ke aloha lā i ke kino)という描写に、身もこころも満たされているだれかの、幸せいっぱいの笑顔が目に浮かぶような気がする『Pōhai Ke Aloh』。ですが、このフレーズに続く「kō mino'aka」(あなたの笑顔)には、なぜか「ka waimaka」(涙)がともなうとされるのが不思議な感じ……。もっとも、うれし泣きというのもありますし、悲しみや痛みだけでなく、ときには喜びや感動とともにあるのも「涙」でしょうか。少なくとも、「天からもたらされる水」(ka waipu'ilani)にたとえられていることからすると、その涙が「あなたの頬を」(i ou papālina)伝うさまは、涙のわけを知るひとにとって、どこか神々しさを思わせるものだったのかもしれません……。
参考文献 Motta P: Lena Machado-Songbird of Hawaii-My Memories of Aunty Lena. Honolulu, Kamehameha Schools, 2006, pp167-171
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