I Aliʻi Nō ʻOe




 あなたが偉いひとみたいなもんだとしたら、私はフツーのひとってとこかしら。
 私が(こうして)あなたの言う通りに従ってること(をどう思ってるの?!)。

 I aliʻi nō ʻoe i kanaka au lā
 Ma lalo aku au a i kō leo lā

 私は(いつも家に)いて、あなたのために食事なんか作ってるわけ。
 あなたのそのバカでかい体を世話するためにお仕えしてるようなものよ。

 I noho aku au a i kuke nāu lā
 I kuene hoʻi no kō nui kino lā


 あなた偉い人、私フツーのひと……そんな、いきなりドキッとするフレーズではじまる『I Aliʻi Nō ʻOe』。ハワイ語で「ali'i」といえば、「chief」(ひとの上に立つひと)。円満な上下関係もあるとは思うのですが、自分のことを「kanaka」(フツーのひと)なんて自虐的な呼び方をしているこのひと、命令されるたびに(i kō leo)その支配下に置かれる(ma lalo)ことに、どうもがまんならないようです。行きたいところにも行けず家にいるのも(noho aku)、あなたのために料理をしなくちゃならないから(kuke nāu)。これじゃあまるで、あなたのバカでかい体を維持するためにお仕えしてる(kuene)みたいじゃないの……。「あなたの体の大きいこと」(kō nui kino)なんて表現が、もう相手のことを家畜みたいにしか思えない、そんな殺伐とした心境をあらわしているのかもしれません……。

『I Aliʻi Nō ʻOe』(Traditional)について、ZOOM講座「メレで学ぶハワイ語」で解説する予定です。講座の受講については、こちらをご覧ください。
http://sukimano.com/blog-entry-647.html
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隙間のりりー

フラダンサー&ミュージシャンを応援するハワイ語講師。
メレの世界を深く知るためのハワイ語を、わかりやすく解説します。