マカオ経由でアジアへ……なんて、かなりいきなりな感じですが、そのあと黄海に行くのはいいとして、はるか北のベーリング海峡も気になってるようです。いったいどういうこと!?って感じですが、要するに気が多いだけとも言えるでしょうか。そう、美しい風景のなかには、どこだってシャロンの花(na* pua i Sarona)をみいだせるものなのだから……。というわけで、問題はこのシャロンの花なわけですが、これは聖書に含まれることばで*、男女の恋愛を歌い上げるくだりで、愛されるひと自身が「私はシャロンのバラであり、谷間のユリ」と語る場面もあったりする、そんなことばのようです**。ということは、'A*likaにはじまったこの航海、つまりは恋の対象を求める旅だったってことになるでしょうか……。
*:この訳語が最初に登場するのは1611年刊行の英訳聖書(King James Version)。 **:ヘブライ聖書に含まれる一編、『The Song of Solomon』。
参考文献 1)Carol Wilcox et al: He Mele Aloha-A Hawaiian Songbook. Booklines Hawaii Ltd, 2008, p14 2)Samuel HE, Noelani KM: Na Mele O Hawaii Nei-101 Hawaiian Songs. Honolulu, University of Hawaii Press, 1970, pp33-34
コメント
海月と申します
びっくりです。
2016/08/19 URL 編集
隙間のりりー
そして……海月さん、ぷかぷかシアターのかた?ですよね?
ときどきブログ拝見しています。沖縄の海が恋しいです。。。。
2016/08/19 URL 編集
ぷかぷかシアター海月です
ありがとうございます(・∀・)
わたし、新婚旅行で沖縄にハマるまでは、ハワイに憧れておりました(笑)
フラのサンディさんのファンなのですが、
こちらのblogで、すばらしいミュージシャンさんをたくさん知りました。
今後もよろしくお願いします(^ω^)
2016/08/21 URL 編集