ここでは、タイトルになっている「alu like」(協同する、ともに働く)ことが、どうあるべきかについて語られているようです。それにしても、「真実」(ka ‘oia’i’o)や「謙虚さ」(ka ha’aha’a)でもって行動し、正しいことを語りましょう(e‘o*lelo pono ka*kou)なんて、ふつうはそれなりの覚悟がなければ口にできないもの。そして、そんな『Alu Like』は、もともと「Alu Like Inc.」という組織のために作られたもので、そのスローガン的な内容が盛り込まれているようです。 Alu Likeは、1975に発足した非営利組織で、ネイティブハワイアンのコミュニティに必要な社会的、経済的援助を行うべく、米国内のネイティブを支えるための基金を受けて設立されたもの。発足当初はN.O.W.(New Opportunities Working)だったようですが、Mary Kawena Puku‘iの提案でのちに変更されたのが、現在の名称なんだといいます。また、歌詞に含まれる「E alu like mai ka*kou, e na* ‘o*iwi o Hawai‘i」というフレーズは、Alu Likeの趣旨に賛同したEdith Kanaka‘oleから寄せられたものだといい、この組織が、ハワイ文化を大切にすべく活動してきたひとびとに、広く支持されてきたこともうかがわれます**。
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