Dennis Pavao
Puamana、それはラハイナにある私の大切なお家。
(そこは)花の香りに満ちて、
(なにより)愛にあふれる場所でもあって……。
Puamana
Ku’u home i Lahaina
Me na pua ‘ala onaona
Ku’u home i aloha ‘ia
Puamanaは、ラハイナにある私の家。花々の香りに包まれ、(家族によって)愛されてきた場所……そんな歌詞ではじまる『Puamana』は、Irmgard Farden Aluliという女性ミュージシャンが、家族とともにくらした家、ラハイナ(マウイ島)にあったPuamanaのことを歌ったものです。
Farden familyは、Irmgardをはじめ11人の兄弟姉妹全員がミュージシャンとして活躍したという、ハワイでも有数の音楽家の家系。しかも、彼らの才能は半端なものではなかったようで、ウクレレはもとより、それぞれにピアノ、ギター、ベース、バイオリン、フルート、トロンボーン、サックスといった西洋の楽器を複数弾きこなし、ハワイアンだけでなく、なかにはクラッシックやジャズに傾倒するひともいたといいます。なんでも、子どものころから家にはなんだかんだと楽器があって、IrmgardをはじめFarden家の子どもたちは、決して強いられることなく、きわめて自然な仕方で音楽の才能を育んでいったとのこと。彼らの両親は、そうとうインテリジェンスにあふれる人たちだったのかもしれません……。
参考文献
Kanaheke: Hawaiin Music And Musicians-An Ilustrated History. The University Press Of Hawaii, 1979
『Puamana』(by Irmgard Farden Aluli)について、zoomオンライン講座で解説しています。アーカイブ(録画)による受講のご案内は、こちらをご覧ください。
http://sukimano.com/blog-entry-650.html
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