おだやかに浮かぶ雲はただただ美しく、
ʻŌlaʻaのleiのように両の肩(を紫に染める)。
そんなひとときに訪れる幸せな気分は、
こうして集まったぼくらの記憶にとどめられることになる。
Nani wale ke ao ‘ōpua i ka la’i
Me he lei ‘ōla’a kau po’ohiwi
Kau mai nei ka hali’a aloha
Iā mākou e hui hau’oli nei
夕日に輝く大海原をみわたしながら、なにものにもとらわれない開放感に満たされるひとの、こころおだやかな感動がじんわり伝わってくる『Lei ‘Ōla’a』。ここでは、海辺にたたずむひとをleiで飾るように差す陽の光が、まるで‘ōla’aの花のleiのようだったと回想されており、それを体験したひとびとの胸に(iā mākou)、そのときの幸せな気分がしっかりと刻まれたことがうかがえます。
光と闇が拮抗し、否応なくひとを立ち止まらせもするトワイライトのひととき。そこに不思議なパワーがしのび込んでくるのを感じ、強烈なインスピレーションとともにこころに刻んだ記憶が、美しいleiのようなことばでつむがれている『Lei ʻŌlaʻa』。個人の体験をことばとメロディでよみがえらせ、他者に手わたしてもくれる音楽のパワーを、あらためて感じさせる一曲です。
『Lei ʻŌlaʻa』(by Manu Boyd)について、zoomオンライン講座で解説しています。アーカイブ(録画)による受講のご案内は、こちらをご覧ください。
http://sukimano.com/blog-entry-650.html
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