Ua wehi lei, wehi 'oe e ku'u lani I nā pua lei, pua rose onaona Kō 'ala anuhea ka'u i honi I ke keʻena kalaunu kou wahi ia
自ずとひとめを引く華やかないでたちと、それでいて品よく清らかなたたずまい。そんな、香しくも美しいバラのleiに飾られたようなひとの存在感を、すずやかな香り(kō 'ala anuhea)を楽しむように感じている(ka'u i honi)と歌われる『Mele O Ke Ke'ena Kalaunu』。高貴な雰囲気を魅力的な花の香りにたとえる語りには、その部屋で王位にあった人物への、特別な思い入れがひしひしと感じられるとともに、王位を象徴するある場所の一室(ke keʻena kalaunu)にいるそのひとの姿が、ある午後のひとときが切り取られたような臨場感でもって迫ってくるところがあります……。
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