Mele O Ke Ke’ena Kalaunu



 Leiを美しく身に着けておられるような、女王さま。
 かぐわしいバラの花のleiで。
 あなたのさわやかな香りを私は感じています。
 王位にある方のお部屋、まさにその方に相応しいその場所に。

 Ua wehi lei, wehi 'oe e ku'u lani
 I nā pua lei, pua rose onaona
 Kō 'ala anuhea ka'u i honi
 I ke keʻena kalaunu kou wahi ia

 自ずとひとめを引く華やかないでたちと、それでいて品よく清らかなたたずまい。そんな、香しくも美しいバラのleiに飾られたようなひとの存在感を、すずやかな香り(kō 'ala anuhea)を楽しむように感じている(ka'u i honi)と歌われる『Mele O Ke Ke'ena Kalaunu』。高貴な雰囲気を魅力的な花の香りにたとえる語りには、その部屋で王位にあった人物への、特別な思い入れがひしひしと感じられるとともに、王位を象徴するある場所の一室(ke keʻena kalaunu)にいるそのひとの姿が、ある午後のひとときが切り取られたような臨場感でもって迫ってくるところがあります……。

『Mele O Ke Ke’ena Kalaunu』(by Randie Kamuela Fong)について、zoomオンライン講座で解説しています。アーカイブ(録画)による受講のご案内は、こちらをご覧ください。
http://sukimano.com/blog-entry-650.html
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隙間のりりー

フラダンサー&ミュージシャンを応援するハワイ語講師。
メレの世界を深く知るためのハワイ語を、わかりやすく解説します。