Ni‘ihauといえば、(そこに暮らす)ネイティブたちで知られる島。
(彼らが)旅人をもてなす心意気といったら(すごいからね)。
(「おーい……」と呼び止める声がそのあかし)
Kahelelaniのシェルレイよ。
(それはほかの)島々(で採れる貝)のなかでも、ナンバーワン(の美しさ)。
Kaulana Ni‘ihau i nā kupa ‘āina
Nā pu‘uwai hāmama aloha malihini
(E ō mai…)
E ka lei pūpū o Kahelelani
Helu ‘ekahi o nā pae ‘āina
明るくはずむようなメロディが、その島を訪れたときのわくわく感さながらにこころに響く『Kaulana Ni‘ihau』。それにしても、そこに暮らす「ネイティブたちで知られる」とは、あまりにあたりまえ過ぎるのでは(?)という印象ですが、この素朴さにこそNi‘ihau島のよさがあるといってもいい、この島独特の歴史があったりします。Ni‘ihauは、19世紀なかばに英国人所有の島になり、島の生活を手つかずのまま残したいという所有者の強い意志のもと、近代化や開発とは無縁の歩みを続けてきた島。しかも、ほかの島々との自由な往来が制限されてきたこともあって、ハワイのひとびとにとっても、ちょっぴり謎めいた、まただからこそあこがれや郷愁の対象でもあるような場所だったりするようです。
そんなNi‘ihauについて、まずここでは、島のひとびとの「旅人をもてなそうという、開かれたこころ」(nā pu‘uwai hāmama aloha malihini)がすばらしいと歌われているわけですが、次のバース以降、島のひとびととのやりとりがより具体的に語られていきます。
『Kaulana Ni‘ihau 』(by Frank Kawaikapuokalani Hewett)について、zoomオンライン講座で解説しています。
アーカイブ(録画)による受講のご案内は、こちらをご覧ください。
http://sukimano.com/blog-entry-650.html参考文献
1) Tava R, Keale MK: Niihau-the traditions of a Hawaiian Island. Honolulu, Mutual Publishing, 2010, p5, pp34-35
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